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国内の有効特許の保有件数、初めて外国を上回る2012年1月3日

 中国国家知識産権局の統計データによると、2011年11月末まで、知識産権局で登録された有効特許68.4163万件に達している。 このうち、国内権利者が保有する件数は、外国権利者による34.1697万件を上回る34.2466件であって、総量の50.1%を占めている。 国内の有効特許が外国権利者の保有件数を上回ったのはこれが初めてだという。

 2011年11月末まで、国内企業の保有する特許は18.0273万件で、2010年末より36.8%増加し、国内権利者の有効特許保有件数における比率は52.6%となっており、2010年末の51.1%より1.5ポイント増加している。また、人口1万人あたりの特許保有件数は2.3件で、2010年末の1.7件よりおよそ0.6件増加している。1万人あたりの特許保有件数が多い都市のうち、北京市は26.1件、上海市は13.2件で目立っている。

  しかし、特許保有件数が急増しているものの、米国、日本など先進国と比べては依然として格差が存在している。米国、日本における中国権利者の保有する特許権が5,747件と695件であって、それぞれの全体件数に対する比率はわずかの0.3%と0.05%にあたる。さらに、1万人あたりの特許保有件数では米国が32.9件、日本が98.3件で、いずれも中国をはるかに上回っている。これは中国の特許保有量が少ない、早急に海外での有効特許数を増やす必要性があることが伺える。


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