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中国のスマートホーム導入率、2020年は前年比15.1%上昇2021年03月23日

 スマートホーム業界が近年急成長し、消費者の家庭に進出するスマートホーム製品が増えている。奥維雲網(AVC)のモニタリングデータによると、中国の昨年のスマートホーム導入率は前年比15.1%増の84.2%にのぼった。

 「高齢者や子供に一人で留守番をさせても大丈夫になった」。北京市朝陽区で暮らす女性の王さんは最近、自宅にスマートカメラを設置した。外出時にアプリでつながると、自宅の光景を見ることができる。通話キーをタップすると、家族とリアルタイムで通話でき、いつでも家庭内の状況を把握できる。

 昨年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)期間中、京東プラットフォームの人工知能(AI)テレビの取引額が全体の85%以上を占めた。スマート照明製品の取引額は前年同期比で倍増した。今年の春節中、天猫プラットフォームのお掃除ロボットの売上が前年同期比で約100%増、窓拭きロボットが約300%増、床拭きロボットの売上が約1800%増となった。

 中国スマートホーム産業連盟(CSHIA)が発表した「中国スマートホーム生態発展白書2020」によると、現在のスマートホームは地域空間を区分とし、寝室、リビング、キッチンなど家庭と住まいの隅々に及んでいる。今後は安全性、快適性、利便性などの複数の需要をめぐり、シーンに適応し展開する。同白書は、「種類の細分化はシーンに応じた需要を満たす可能性をもたらす。逆にシーンに応じた需要は点によって面をけん引し、スマート製品間の相互接続を促進し、全体的なスマートホームシステムを構築する」としている。


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