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中国地域イノベーション能力ランキング発表2021年12月14日

 「中国地域イノベーション能力評価報告書2021」が11日、北京市で発表された。同報告書によると、今年の広東省の地域イノベーション能力総合指標の得点は65.49で、5年連続で全国一となった。2位は北京市、3位は江蘇省で、前年と変わらない。

 同報告書によると、広東省、江蘇省、浙江省など東部沿海の省や、北京市や上海市などの超大都市のイノベーション能力が引き続き地域をリードしている。山東省、湖北省、安徽省は横並びで、あまり差はない。リードする山東省の優位性が縮小している。四川省、陝西省、湖南省、重慶市、福建省、河南省がその後を追う。貴州省や雲南省などの西部地域が猛追し、イノベーションのペースが上がり続けている。

 基礎指標を見ると、広東省の政府研究開発費は38.09%増、国際論文数は21.32%増、R&D従事者のフルタイム当量は5.31%増、1万人当たりR&D従事者のフルタイム当量は3.72%増、テクノロジー企業インキュベータ数は51社増だった。

 同報告書研究チームのメンバーで、国務院発展研究センター企業研究所副研究員の高太山氏は、「これら一連のデータからは、広東省が基礎研究を重視し、絶えずイノベーションの実行主体の建設を強化し、イノベーションのエコシステムが絶えず最適化され、イノベーション能力の向上に向けた確かな基礎が固まっていることが分かる」との見方を示した。  


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